自由葬が主流になっていても、葬儀の挨拶は一般的には喪主、身内全員が参列者に行います。ファーストコンタクトは葬儀社ですから、顔合わせ時には支援をお願いする旨を伝えましょう。家族葬をモデルとすれば、身内のみならば堅苦しくはありませんから、紹介なども不要です。
しかし、宗派(スタイル)によってキリスト教式ならば神父、仏教徒では僧侶(斎主)が儀式を執り行います。また、地域によっては世話役となる(自治会)人たちが裏方として働いてくれます。まずはこうした方々へ「迷惑をかけることへの詫び、そして信頼して任せるために宜しくお願いします」という言葉を添え一礼しましょう。
一般的に喪主が謝辞も含めて述べるのですが、当日、しかもそのタイミングで体調不良になれば、身内が代弁者となり綴られた原稿を読み上げます。今は、ネットや書籍から参考資料が入手できます。アレンジは故人のこれまでの生き方、遺族の今後の方針などで十分にコトが足ります。
喪主は、参列者とはあまり接する機会はありませんが、目線を落とす、深々と一礼する程度で心境を察することができます。参列者には感謝の言葉に変えた挨拶など、こうした締めくくりにしましょう。参列者は「この度はご愁傷様です」という声かけ、会釈が一般的です。