お別れ会の開催する日に明らかなルールはありません。ひとつの例として、四十九日の前後で開く場合、亡くなったことを受けて、気持ちの整理ができるといったアドバンテージがあります。オーソドックスな葬儀は、故人がお亡くなりになって数日の状態でお通夜から始まり告別式に至るまでが行われます。
訃報から、またたく間に儀式が終わり、故人を偲ぶ気持ちになれないケースもあります。それに加えて、遠方のケースは、参列できないこともあり得ます。そういったところでも、開催日程をあらかじめ告知し関係者に対して周知することができるお別れ会は、メリットが大きいといえるでしょう。
お別れ会はとても自由度の高いスタイルです。好きだったバックグラウンドミュージックを流し、思い出の品を装飾し、偲ぶためのスペースをつくります。それから、そのスペースにゆかりのある人が集まり、会話することになります。あらためていうまでもなく、悲しみなどはあるでしょうが、故人を思い出すスペースにもなるはずです。故人の個性を盛りこんだ葬儀が敢行できる点も、お別れ会の評価できるポイントといえるでしょう。当然のこと、オーソドックスな葬儀のようなスタイルを望んでいる場合は、そうした儀式的にすることも可能となります。