贈り物をするときにはお中元やお歳暮で贈るような品物を用意する人が多いかもしれませんが、どのような時でもそうすれば良いというわけではありません。それぞれのイベントに応じて贈り物の内容も変えるように心がける必要があります。
お中元やお歳暮のギフトとしてよく選ばれている肉や魚は、仏式の葬儀の贈り物にはタブーだと言われています。精進料理を思い浮かべてみればわかるように、お寺では肉や魚を食べることは禁じられています。生きているものを殺して食べることをイメージさせる肉や魚は仏式の葬儀の際に持って行かないようにしてください。
どうしても何か贈りたいというときには花を持って行くのが無難ですが、状況によっては迷惑になることがあるので注意するようにしてください。サイズが大きすぎるものは置く場所に困ることがあり、切り花はすぐに花瓶に入れなければしおれてしまうのでバスケットにアレンジされた花を選ぶとどこにでも置けて長持ちし、相手を困らせることがありません。
各宗教によってタブー視されているものが異なるため、ギフトを用意するときには事前にきちんと調べてから選ぶようにするとマナーのなっていない人だと思われることがありません。