葬式の最後の儀式では一般的には火葬場において収骨が行われます。この収骨では遺族が菜箸を使って故人の骨のすべてを骨壺に収めていきます。故人の骨を収められた骨壺はその後、故人の仏壇に供えられることとなります。そして四十九日法要の際に骨壺を故人の墓に納骨もしくは埋骨することとなります。これは、故人が亡くなってから四十九日までは故人の転生先を決めるための期間となるため、墓に納骨もしくは埋骨するのではなく仏壇に供えてお祈りする必要があるという考え方から来ています。
斎場を探す時は参列者に案内ができるように交通の便が良い場所を選び、予約状況を確かめ確保してから当日に集まってもらえるようにすると便利です。遺族に不幸があれば自宅で葬儀ができないと別の式場を確保することが求められ、予約を取ってから案内をするよう段取りを決める必要があります。予約は電話以外にネットでも受け付けていると急に不幸があっても対応でき、確保してから参列者に手紙などで案内をすると効果的です。予約状況は電話以外にネット上でもリアルタイムで確認できますが、料金が安くて交通アクセスが良い場所にあれば確保しにくい場合もあります。
お墓のネット販売を専門に行っている業者の数は全国的に増加傾向にありますが、予算の範囲内で品質やデザインにこだわって墓石を選びたい場合には、時間を掛けて業者ごとの商品の特徴を比較することが大事です。大手の業者の中には、インターネット上で売れ筋の墓石の写真や動画などを掲載しているところも多くあるため、注文をする前に興味がある墓石の種類についてきちんと調べておくと良いでしょう。また、業者によっては墓石の店頭販売を受け付けているところもあり、画像や動画を見ても墓石の特徴が分からないときには、積極的に最寄りの店舗を訪れることがおすすめです。
大切な肉親が亡くなって、葬儀を出す場合は、その個人や遺族が信じていた宗教によってやり方が異なってきます。すでに1度でもその宗教での儀式を行っている場合は、勝手や事情もわかり、進め方においても支障が生じないでしょうが、まだ経験なしという場合は困惑する場面も出てくるでしょう。その場合は、葬儀会社に相談すれば、適切なアドバイスを受けられ、仏教や神道やキリスト教などの宗教別に準備もしてくれます。ただ、儀式を執り行う人の手配は遺族がやることなので、葬儀会社ばかりに任せておくわけにはいきません。