キリスト教式の葬儀を日本国内でおこないたいというときには注意点があり、それらをきちんと理解しておく必要があります。まず、会場の周辺環境に注意しましょう。というのも、賛美歌を歌うというシーンが流れの中にあり、その際にはオルガンなどの楽器を使用するため、周辺への騒音という問題が出てきます。斎場によってはそうした点を考慮してこの形式の葬儀をおこなえないという所もあるので、会場のホームページなどでその点をチェックしましょう。
合同葬の選択される理由は、年々多様化する傾向にあるとみられています。企業と遺族が協力して葬儀を行う事例が増えていますが、様々な要因が存在すると考えられており、スタンダードな葬儀のスタイルとしても随所で受け入れられています。合同の葬儀が選ばれる要因としては、一度に多くの人に参列してもらえる点が最も大きいと認識されています。遺族のみでの葬儀、社葬と分けられると、日程によって参列できない人も生じる可能性が出てきます。
葬儀を行いますと、遺族としてはお金を渡したくなるケースがあります。葬儀社に対して、お金を支払いたいと思っている方も少なくありません。いわゆる心付けです。心付けは、主にお礼の気持ちを表現したい時に渡されます。ホテルのチップのようなもので、親切にしてくれたホテルマンに対して、感謝の気持ちを表したい時に渡すお金があります。葬式では葬儀会社にお世話になっている訳ですから、遺族としてはお金を渡したくなる事もある訳です。
自由葬が主流になっていても、葬儀の挨拶は一般的には喪主、身内全員が参列者に行います。ファーストコンタクトは葬儀社ですから、顔合わせ時には支援をお願いする旨を伝えましょう。家族葬をモデルとすれば、身内のみならば堅苦しくはありませんから、紹介なども不要です。しかし、宗派(スタイル)によってキリスト教式ならば神父、仏教徒では僧侶(斎主)が儀式を執り行います。また、地域によっては世話役となる(自治会)人たちが裏方として働いてくれます。