最近は葬儀会社のスタッフが通夜や葬式の準備を全て行ってくれるため、喪主の方が当日やる事はほとんどありません。もちろん参列してくれた方への挨拶などは必要ですが、葬儀での挨拶などはスタッフに代行してもらうことも可能になっていますので、自信が無い場合は遠慮せず頼んでください。喪主の妻も最後に参列してくれた方へのお礼は必要ですが、それ以外に特にやる事はありません。特に家族葬の場合だと身内だけでゆっくり故人とお別れするケースが多いので、一般葬にこだわらず自分たちの希望する葬儀を家族でよく話し合って決めてください。
葬儀というのは、日常生活においてそれほど多くはないことからどういったマナーがあるのかということを日頃から意識をしている人は少ないかと思います。ですが、いざ葬儀が訪れた際にはマナーを知っておかなければ恥をかくことになります。例えば、贈り物に関してタブーになっている物を贈ってしまうというケースがあります。これをしてしまうと非常識な人というレッテルが貼られてしまいますので、絶対にしてはいけません。ですが、そうした知識がないとうっかりしてタブーな贈り物を贈ってしまうこともあります。
葬儀を真言宗で行いたいとお考えの方へ、特徴や流れをお教えします。この宗派は、誰でも分け隔てなく布教されるものではなく、修行によって直接教えを授かった人以外に示してはいけないという考えです。そのため、葬儀でも他の宗派と違いがあります。最も特徴な部分としては、故人の頭に水をかける事です。これは、密教ならではの儀式です。それから真言宗の場合、土砂を遺体にかけて納棺をします。僧侶が入堂をした後の流れは、加持香水を浄め水に使い、三礼文を唱えて礼拝をします。
突然、家族が死に至ってしまい悲しむ時間もないままに葬儀の準備は始まります。特に未経験の場合には右も左もわからず葬儀会社の方を中心に親戚や家族で打ち合わせをしていく流れとなります。もちろん、亡くなった方が互助会に入会しているなら葬儀屋選びは困りませんが特定の葬儀会社が決まっていないのであればご自宅から近場のセレモニーホールなどを利用すると交通の便も良し、何かと都合も合わせられるのでいいかもしれません。